・被災した小さな人たちへ                   

 こわかったわね、びっくりしたでしょうね。
厳しい避難生活の中で、凍るような寒さを必死でたえているみなさんのお役にたちたい。すこしでも心が暖かくなるようなこと!
 ミルクは送れないけど、私の願いを送ります。

 つらく、不安でさびしくて、耐えられない時、でもそばにもし鉛筆と、紙があったら、
なにかかいてみませんか。絵でもいいし、ちいさなお話でもいいし。
 もし鉛筆も紙もなかったら、心の中に書いてみましょう。
そして、そばのおじいちゃんや、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、おともだちに話してあげたらどうでしょう。

 なにかを作るということは、不安をなくしてくれる魔法のような力があります。
こんなとき、一番力があるのは子供たちの姿だと思います。
あなたたちのかわいい声は宝物です。
どんなにおとなたちを慰め、力になることでしょう。
 今日より明日はきっと良くなります。がんばりましょうね。
あなたちから笑顔を取り戻してください。お願いです。
                               角野栄子